aquos wish2 sh-51cはなぜ安い?
シャープの5G対応スマートフォン「AQUOS wish2 SH-51C」は、2022年6月24日に発売されました。シャープがコンセプトとして掲げる「シンプルで飾らないスマホ」を基に開発されたエントリーモデルで、今年1月に発売されたAQUOS wishのSoCを変更したマイナーチェンジモデルです。
価格は22,000円からで、処理性能を向上させつつ価格を抑えたモデルとして注目されています。
新しいモデルでは前モデル「AQUOS wish」に比べてCPU性能が約33%、GPU性能が約19%向上していると報じられています。また、防水・防塵・耐衝撃に対応しており、おサイフケータイやSDカードスロットなど基本機能も備えています。これらの特長がありながらも、価格を手頃に抑えているため、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。
スペック
AQUOS wish2のスペックは、Snapdragon 695 5Gを搭載したSoC、4GBのRAM、64GBのストレージ、約5.7インチのHD+(1,520 × 720)液晶ディスプレイ、および3,730mAhのバッテリーを備えています。カメラは1300万画素で、F値2.0のシングルカメラを搭載しています。
外見は「AQUOS wish」と共通しており、ロゴや型番を除けば同様のデザインを持っています。ボディサイズは約71(幅)×147(高さ)×8.9(厚さ)mmで、重量は約162gです。
防水性はIPX5/IPX7に対応し、おサイフケータイも利用可能です。ただし、ワイヤレス充電には非対応です。
総じて、AQUOS wish2は中堅クラスの性能と機能を備えたエントリーモデルとなっています。
そこそこ売れているモデルである
aquos wish2 sh-51cは、楽天市場のスマホランキングで55位と59位にランクインしているので、それなりに売れているようです。現在のショップの価格は若干変動しているようですが、楽天ポイントも付きますし、税込み・送料無料という条件を考慮すると、かなりお得な選択肢と言えます。
この端末はアクオスシリーズであり、防水防塵やおサイフ対応など、一般的な機能を備えています。処理性能もAntutuベンチマーク値が約350,935(V9換算)と、1万円台の端末としては高性能です。実際、Antutuコスパ指数が25.65と非常に高いため、コストパフォーマンスが優れていることがわかります。
これらのポイントを考慮すると、価格に対して非常に性能が高い端末であるようです。
デメリットは?
プラスチッキーなデザイン
AQUOS wish2はプラスチッキーなデザインで、ハイエンドな端末が主流のメタルボディと異なり、プラスチック感が強調されています。このデザインが敬遠される傾向があり、一般的には不人気かもしれません。
サイズが小さい
端末のサイズも小さく、5.7インチのHD+ディスプレイと横幅71mmのコンパクトボディを持つため、トレンドに反しています。小さいサイズへの需要はあるものの、主流ではない可能性があります。一般的には画面が大きい方が便利とされています。
画面の反応が悪い?
価格が安い理由は特に明確ではありませんが、ドコモ版においては画面の反応が悪いといった口コミもあり、これが不人気の一因となっている可能性があります。
動作がサクサク動くか?については、期待値を上回る効果が得られていないようです。Snapdragon 695 5GはRedmi Note 11 Pro 5GやOPPO Reno7 Aなど他の端末でも使用されていますが、AQUOS wish2では特にサクサク感が感じられないとの評価があります。
RAMなどの仕様の違いも考慮しつつも、前作のAQUOS wishに比べて性能向上があまり感じられないという印象が残るようです。
ただし、ホーム画面を変更すると問題が解消されるとの口コミもあるようです。
aquos wish2 sh-51cは安いがそれなり
価格が下がって低価格なモデルであることを踏まえつつ、Snapdragon 695 5Gを搭載していることから期待が高まりましたが、実際の性能や動作に関してはあまり期待値に応えられなかったようです。
Snapdragon 695 5Gが搭載されても、スマホの快適さはSoCだけで決まるわけではなく、実際の使用感にはその他の要因も影響していることが示唆されています。
防水おサイフ機能を備えたスマートフォンを手頃な価格で手に入れたい場合には良い選択かもしれませんが、普段使いするスマートフォンを、単なる安さで購入する場合は検討が必要です。